人生のログ

最近忙しくなくても日記が書けなくなっていて、それってなんでだろうと考えていた。書くことがないの?筆を取るほどなにか感じることがなくなったの?
誰に見せるわけでもない日記を10年近く書いてるんだけど、更新頻度が低下している。

でも昔の日記を久々に読み返すとすっかり忘れていたことがたくさん出てきて、自分の変化が意外とあるなと気がつく。思ったよりちゃんと社会人やってんな、という期間とか。何もわかんなくても素直にいろんなことを受け止めていたような期間とか。忘れていた人の存在とか。仕事に行きたくなさすぎて毎日呪詛をつぶやいていたときとか。流石に最後のは忘れられないくらい覚えてるけど、今考えるとその期間のおかげで今の人生があるところも、すこーしはあるかもね、と思える。でもそれっていまがマシというかどん底じゃないから言えるんだよな。あの生活が続いてたら流石に仕事やめてたろうな。とか。

5年前といえば変わるのに十分な期間な気がするけど、それどころか2年前くらいの近い自分だって、未来の自分がこんなになってるなんて思わなかっただろうなあ。思ってなかったよ。変わったなんて思うこともなくて、人から言われて気がついたくらいだよ。思想というか、人生の方向性みたいなものががらっと変わることもあるんだな。平凡な人生でも頭の中は変わっていく、変わっていけるものなんだな。しばらくの間、人生の中で自分の力で手に入れられる楽しいことだけを優先して、他の部分に変化なんて起こらないと思ってたけど。でもその他の部分も手に入れようと自発的に足掻いた結果が今、でもあるんだと思う。自分にありがとう言いたいターニングポイントみたいなものもある。選ばなくてよかった分岐を振り返って考えたりしている。記録してなかったらできないことだよね。
選択肢を天秤にかけて、でも今の道で良かったと思える人生ならしあわせだなあ。死ぬまでわかんないけど。

ここ2年くらい、感染症の時代というのもあるけど、それ以上にいろんな意味で自分にとって意味のある2年だなと思う。もっと記録しておいたほうが良かったかもしれないと思うこともある。これからまめに記録することを心がけるとして。
書くことがかけがえのないことだ。